セルフコンディションのポイント

ストレッチ

セルフコンディションという言葉を聞いたことはありますか?
selfとconditioningを組み合わせた和製英語であり、セルフコンディションは、自分自身で身体を管理し、メンテナンスを行なうという意味の言葉です。ここでいう身体とは、肉体だけでなくこころ、メンタルケアも含まれています。自身のコンディションを整えるには、肉体だけでなくこころも健全でなければいけません。こちらのコラムでは、セルフコンディションにはどのような方法があり、どのような効果が期待できるかをご紹介します。

セルフコンディションの重要性

近年セルフコンディションは重要視されているといわれています。なぜセルフコンディションは重要視されているのでしょうか。セルフコンディションが重要な理由は、日頃から自身の体調に気遣い、管理していくことで深刻な不調を未然に防げるからです。

例えば、一流のアスリートは、勝負の場面で自分のコンディションを最高の状態に持っていくために、トレーニングやメンタルケア、体調管理を行い、自身のパフォーマンスを保つための細かなルールを課していることをご覧になったことがあるかもしれません。日頃から身体を鍛え、気を配っていくことは非常に重要です。

体調を崩す直前には、なんだか身体がだるい、いつものように頭が働かないなど前兆を感じることがあるかと思います。小さな不調を感じた段階で自分自身である程度ケアを行い、対処することができていれば、症状が重度に進行するのを避けることができます。また、自分自身で身体や心の状態を常に整えることで良い状態が保てるため、結果的に身体全体の能力を向上させることにも繋がります。身体のパフォーマンスを良くするために、セルフコンディションに気を配ることが大切になってくるのです。

セルフコンディションのやり方

深呼吸
セルフコンディションの基本は自分の身体の変化に気づくことから始まります。季節の変わり目や老化などによるわずかな不調など、自分の身体や心と対話する習慣づけるようにしましょう。
またセルフコンディションに気を配る上で自律神経の乱れを整えるよう気を配ることも大切です。自律神経とは呼吸、発汗、排泄など私たちの身体の機能を調整してくれる器官であり、毎日美味しくご飯が食べることができ、快適な睡眠を取れるのは自律神経が正常のバランスを取ってくれているからなのです。自立神経には交感神経と副交感神経があり、これらは車のブレーキとアクセルのような働きをしています。自律神経が乱れることで、身体のコントロールが崩れ、身体が重くやる気が起きないことや、興奮して寝付けないなど身体の不調につながることがあります。

セルフメディケーションを行い、自律神経を整える方法をいくつかご紹介します。

深呼吸をして、息を整える

緊張してドキドキしてしまう、ストレスで息が浅くなってしまったなどの経験はないでしょうか。
過度のプレッシャー等で神経が高ぶることで、私たちの身体の中では自律神経が乱れ、交感神経が優位な状態になります。交感神経が優位な状態は、身体が緊張し、高ぶった状態であり、状態が長く続くことは身体に負担をかけ続けていることになります。私たちが意図的に自律神経をコントロールすることは非常に難しいことですが、呼吸を整えることで強力に自律神経に働きかけることが可能です。緊張して眠れないとき、焦って余裕がないと感じたとき、意識してゆっくりと深い呼吸を行ってみてください。身体の中に酸素が多く取り込まれることで、代謝や血流をあげる効果もあります。

ストレッチを行う

セルフコンディションにはストレッチなどの軽い運動も効果的です。ストレッチを行い、ゆっくりと身体を伸ばし、筋肉をほぐしていくことで身体の状態を把握することも可能なります。就寝前や起床時のストレッチは普段運動を行わない方でも手軽にできるセルフコンディションとなります。

肩こりに効果的なセルフコンディション

肩こりに効くストレッチでは、肩甲骨を意識することが大切です。仕事で1日パソコンを扱っている、重い荷物を持たなければいけないなどの心あたりのある方は、合間に下記の運動を加えてみるとよいでしょう。

  1. 両手を胸の高さに持ってきて、開いたまま、身体を左右にひねります。
  2. 次に両腕を後ろに組みます。組んだ手を上部に持ち上げます。
  3. 後手を組んだまま、身体を左右に振ってみましょう。
  4. 肩に手をつけ、肩を前後に回していきます。前に5回、後ろに5回、肩を回していきます。このときに背中の筋肉を意識してみてください。

腰痛に効くセルフコンディション

腰痛には寝転んで行うストレッチが効果的です。身体の状態と相談しながら無理のない回数を、毎日続けていくことが大切です。

  1. 足を開いて仰向けに寝ます。膝を立て準備が整ったら、ゆっくりと息を吐きながら腰を床に押し付けていきます。
  2. 同じ姿勢のまま、今度は息を吐きながらお腹を膨らませていきます。
  3. 次に足を伸ばして、片方ずつ反対の膝の外側を目指して足を伸ばしていきましょう。このときのポイントは両肩が床から離れないようにすることです。
  4. 四つん這いになり、息を吐きながらお腹の方に覗きこみます。このとき背骨が丸まっていることを感じてください。
  5. 同じ姿勢のまま、今度は前を向いて、背中を反らしていきます。

いずれのストレッチも5回程度を目安につづけていくことが大切です。硬くなった筋肉をほぐすストレッチには、血行を整えるだけでなく、歪んだ身体のバランスを整え、骨盤等を正常な位置へ戻してくれる効果があります。ストレッチには特別な準備や道具は必要ありませんので、まずは気づいたときに行ってみるものよいでしょう。

セルフコンディションを行い、自分の身体や心の不調をケアし、良い状態に保っていくためには、呼吸法やストレッチだけでなく、毎日の生活習慣にも気を配ることが大切です。睡眠や食事など、普段の生活の中で不規則になりがちな項目となりますが、できる限り気を配っていくようにしてみてください。

最近では、ヨガやピラティスなどを通してセルフコンディションのやり方を教えるスタジオも増えてきました。自分一人で行うのは苦手だという方はそういったスタジオの手をかりることも賢いセルフコンディションです。セルフコンディションは、身体を鍛えることが目的ではありませんので、きつくなりすぎないエクササイズを毎日続けることをお勧めします。

セルフコンディションの効果

ストレッチ
セルフコンディショニングを行う大きなメリットは、自分の心と身体を常に良い状態に保つことができることが挙げられます。自分に気を遣っている分、ちょっとした体調変化に気づきやすくなり、早期発見・早期治療につながる可能性があります。また、姿勢を正し代謝を上げる効果も期待できるため、健康寿命を長くしたいという方にもおすすめです。
ビジネスパーソンとして外で働く方の中には、仕事や家庭のこと、周りの人々との関係などについて悩んでいる方も多くいらっしゃいます。様々なトラブルは疲労やストレスといった形で私たちの身体に溜まっていきます。こわばった身体を解消するために人の手をかりることも有効な手段ですが、セルフコンディションとして自分で行うことで様々なメリットを得ることが可能です。

心と身体のケアを行っていくセルフコンディションは、健康に生きるうえで非常に有効な手段です。自分自身のもつ能力を最大限に発揮するためにもセルフコンディションを行い、不調には細かく対処していくスキルを身に付けていきましょう。

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