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自律神経のバランスを整えると期待できる様々な健康効果
- 2019/11/6
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健康に対する興味は大きいと思います。今の時代は何歳になっても若々しく活躍をしたいと思っている方は多いと思います。
運動や筋トレ、ダイエットなどに取り組んでいる方も多いと思いますが、私はもっと基本的な所では血流を整える事と自律神経のバランスを整える事だと思っています。
現代の人の多くは若い人でもそうでなくても、一日中交感神経優位に過ごしてしまっている人が多いようです。本来なら朝から交感神経が活発になり、夕方になるとどんどん副交感神経が活発になってくるはずなのに、交感神経が朝から夜までずっと優位なままなのです。
ストレスの多い生活、夜になっても様々な刺激を与え続けていると交感神経がいつまでも活発なままになってしまいます。
だから副交感神経が夕方には活発になれるように、夜眠る前にはスマホなどPC、ブルーライトなど目に強い刺激を与えないようにする事、眠る前にはお部屋を間接照明にする事、シャワー出なく湯船に使ってカラダを適度に温める事、アロマオイルの香りでリラックスする事、適切な温度の部屋で眠る事、あれやこれやと眠る前に悩まない事、夕食後に軽く30分くらい散歩をする事など夜の時間はリラックスをして、活発になりすぎている交感神経から副交感神経に切り替わるような時間の過ごし方がとても大事です。
そして夜の時間の過ごし方もとても大事ですが、朝の時間の過ごし方も自律神経のバランスのためにとても大事です。まず朝は起きたら朝日を浴びる事で体内時計をリセットして、交感神経の活発モードをオンにします。
そして起きてから次は一杯のお水を飲み、副効果神経がまた程よく活発になるようにします。朝食も軽くでもいいですから、必ず食べる事をお勧めします!これで交感神経も活発になり、副交感神経も程よく活発的なまま一日を元気に過ごす事が出来ます。
さて、では次に自律神経のバランスを整えるとどのようないい事があるか見ていきましょう!
自律神経のバランスを整えることで
まず、第一に自律神経のバランスを整えると:カラダの代謝が改善します。結果として痩せやすい体になります。痩せやすい?と聞くだけでも自律神経のバランスを整えたくなるのではないでしょうか?
交感神経の活動が元気すぎる現代人はつまり副交感神経の活動を元気にしてあげる事になります。交感神経がずっと活発なままだと、交感神経では血管が緊張したままになってしまい、血流が滞ってしまいます。
本来血液がカラダの中をめぐり、細胞に必要な酸素とエネルギーを届けるのですが、交感神経が優位になってしまい、血管が緊張したままになると体に栄養素が届けられません、血流が滞ってしまっているからです。滞ってしまった血液の中で使いきれない栄養は皮下脂肪や内臓脂肪としてカラダに蓄えられてしまいます。
これではため込むばかり、つくばかりの燃焼の悪い体になるばかりです。(おそるべし交感神経優位!)
そこで副交感神経を活発にしてあげて、自律神経のバランスを整えてあげると交感神経に影響されて引き起こされていた血管の緊張がほぐれて、血流が良くなり、体の隅々にまで栄養素と酸素が届き、代謝のいい体になるわけです。
代謝が活発になる事で、脂肪が必要以上に蓄積されなくなります。そして肥満は解消されて痩せやすい体になるわけです。
次に自律神経のバランスを整えると便秘が解消されます。副交感神経が活発になってくれば、腸の動きも活発になり、便が出やすくなる訳です。また副交感神経が活発になり、全身の血流が良くなる事で腸の血流も良くなり、腸の状態も良くなります。腸を健康的にすることができます!
さらに自律神経のバランスを整えると免疫力がアップします。自律神経は免疫力とも関係があります。免疫の白血球が自律神経と深い関係を持っています、自律神経のバランスが乱れていると免疫の中の白血球と顆粒球のバランスが崩れてしまい、免疫力が低下してしまいます。だから自律神経のバランスが整うと免疫力も改善してくれるのです。
また自律神経のバランスを整えてあげると睡眠の質がよくなります。眠る前に副交感神経が活動していて、リラックスできればとてもいい睡眠がとれて、体も疲労回復する事ができるのです。
また自律神経のバランスを整えると冷え性やむくみも改善できます。
体の手足など末端の冷えやむくみで悩んでいる人は多いと思います。だからぜひ自律神経のバランスを整えてあげて、冷えやむくみを解消してください。前にもすでに書いていますが、交感神経が優位になると血管が緊張して、血流が悪くなります。
だから冷えやむくみを解消させるには副交感神経も活発にすればいいのです。深呼吸などリラックスするように心がければ、副交感神経が元気になって、血管の緊張がとれて、血流が良くなります。そうすることでカラダの末端まで血液が通うようになり、冷えが改善されます。
以前テレビで温かい太ももの上に手をおいておくと、太ももの温かさが手に伝わり、手から脳に伝わり、体がリラックスをする方法を紹介していました。10分もすると手足、体がポッカポッカになったそうです。
つまり交感神経で緊張していた血管は脳に伝わった太ももの温かさがリラックスモードを引き起こし、副交感神経を活発にしてくれたのです。すごいですよね。
さて自律神経を整えると期待できる効果はまだまだあります、アンチエイジング効果です。
自律神経は何もしなければ毎年10から15%衰えていきます。自律神経の機能が衰えるという事はつまり血流が悪くなります。
体中に十分な栄養と酸素がいきわたらなくなり、内臓も老化してしまいます。だから自律神経のバランスを整えてあげる事で血流を常にいい状態に保ち、体の中はいつも酸素と栄養がすみずみの細胞にまでいきわたり、アンチエイジング効果が期待できるのです。
そして自律神経のバランスを整えるとストレスに強い心と体を保つ事ができます。ストレス耐性の閾値が高まるのです。自律神経のバランスを保つことはメンタルと体の健康を守ります。だから忙しいばかりでずっとストレスにそのまま身をゆだねて、交感神経ばかりを優位にしていると体も心も不調をきたすようになってきてしまい、メンタル疾患やカラダにストレスによる病気が表れてしまったりします。
ひどいとうつ病になってしまい、日常にまで影響を及ぼしてしまいます。近年では「キラーストレス」と言う言葉があるくらいです。ストレスによって大きな病気が引き起こされるという意味です。たかがストレスと甘く見ないで、ストレス耐性にもすぐれている閾値の高い状態でいられるためにも自律神経のバランスを整える事は大事だと思います。
最後に自律神経のバランスを整えると得る事ができるうれしい点として、パフォーマンスが発揮できる事があげられます。自律神経のバランスを整えると血流が良くなります。これにより良いパフォーマンスが発揮できるのです。スポーツだけでなく、舞台でも勉強でもいい状態で「ここ一番」と言う時に良いパフォーマンスを発揮できるようになるのです。
精神的にも安定をした状態でいいパフォーマンスができるという事がどのジャンルのパフォーマーにとっても理想だと思います。
自律神経のバランスを整える事はそれほど難しい事ではありません。もちろん日常の中でそれを少し心がけていなければなりませんが、でもこれだけのいい効果を得られるのですから、やらない手はないと思います。
記事 メンタルヘルスコンディショナー・クラウディア マーツ
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