ストレス状況を知りましょう

リンナイ株式会社(本社:愛知県名古屋市、社長:内藤 弘康)では現代人のストレスの実態を探るべく、リンナイ公式部品販売サイト「R.STYLE(リンナイスタイル)」会員の4,879名(男性2,464名、女性2,415名) を対象に、「ストレス」に関する意識調査[1]を実施しました。

今のストレス状況は? 職場のストレスチェック 労働者の疲労度チェック うつ・不安障害チェック 睡眠障害チェック 業界別ストレスチェック

今のストレス状況に気づいていますか?

調査結果によると、ストレスを感じていると答えた人は約7割。半数以上の人が家庭でストレスを感じていると回答しています。また、6割以上はストレスが原因で体調不良があると回答しています。3か月以内に生活環境に大きな変化があった人ほど、ストレスレベルが高い人が多い傾向にあることもわかりました。調査結果のポイントは下記です。

ストレスを感じていると答えた人は約7割と多数
40代が最もストレスを感じていることが判明
3か月以内に生活環境に大きな変化があった人ほどストレスレベルが高い人が多い傾向に
半数以上の人が家庭でストレスを感じていると回答
6割以上はストレスが原因で体調不良があると回答
家庭内で家事がストレスだと回答した人は女性が約7割と圧倒的に多いという結果に
家庭の中で家事の担当割合が高い人ほどストレスレベルが高いという結果に

50人以上の事業場ではストレスチェック制度が導入され、年に一回ストレスチェックを受けていると思いますが、職業性ストレスを調査しているものなので、家庭内のストレスなどについては取り上げられていません。仕事以外のストレスについても気にかけていく必要がありそうです。

職場のストレスセルフチェック

「職場でストレスチェックが実施されていない」、「もっと頻繁にストレスチェックをしたい」、という方は厚生労働省こころの耳サイトで「5分でできる職場のストレスセルフチェック」が利用できます。5分程度で57問の質問に答えることにより、職場におけるストレスレベルが測定できます。ここ1ヶ月の様子についての質問があるので、月一回程度実施して季節変動などをみるのも役に立つと思います。結果は次の3項目がチャート表示され、総合的なコメントも出ます。結果はPDFファイルとして保存もでき、とても便利です。

ストレスの原因因子
ストレスによる心身反応
ストレス反応への影響因子

厚生労働省こころの耳「5分でできる職場のストレスセルフチェック」

労働者の疲労蓄積度チェックリスト

厚生労働省では、平成14年2月に「過重労働による健康障害防止のための総合対策」を策定し(平成18年3月に全面改定)、時間外・休日労働の削減などとともに、一定時間以上の時間外・休日労働を行わせた場合の健康管理措置の徹底について周知を図っています。
過重労働による健康障害を防止するため、働く人それぞれの疲労蓄積度を判定するためのチェックリストとして、平成16年6月に、労働者本人による自己診断のためのチェックリスト及びご家族により労働者の疲労蓄積度を判定できるチェックリスト[2]を作成し、公表しています。
家族によるチェックがあるので、本人も気づかない客観的な視点からの評価ができることがポイントです。「イライラ」、「不安」といった気持ちに関する質問がいくつもあるので、自身の感情に気づくきっかけにもなるでしょう。設問でたくさんチェックが入っても判定では「疲労度が低い」と出ることも多いです。これは勤務状況が反映されていることもあります。仕事の負荷が少ないのに、自覚症状がある場合は仕事外のストレスがある場合もありますので、何か悩みや問題を抱えていないか注意が必要です。

チェックは下記サイトから行えます。

中央労働災害防止協会(紙とWEBのどちらも利用可能です)
厚生労働省こころの耳 本人用
厚生労働省こころの耳 家族用

うつ・不安障害セルフチェック

一般社団法人うつ病の予防・治療日本委員会(JCPTD)は「うつかもしれないと思っても、なかなか人には相談できない」という方々の声に応えて、うつ病に関する詳細な情報提供を目的として公式ホームページUTU-NET(うつネット)を運営しています。
UTU-NETでは、「こころの病気セルフチェック」が公開され、「はい」「いいえ」で答えられる簡単な質問に答えることで、「気分の落ち込み」や「からだの不調」の原因を見つけるきっかけにしています。
職場のストレスチェックや労働者の蓄積疲労度の結果と自覚症状が一致しない場合は、職場以外のストレスによりストレス反応が出ている場合もありますので、こうしたセルフチェックもぜひ役立ててください。

一般社団法人うつ病の予防・治療日本委員会UTU-NET「こころの病気セルフチェック」

睡眠障害判定チェック

ストレスと睡眠は非常に密接な関係があり、ストレスによる不眠で悩む人も多くいらっしゃいます。また、睡眠の質が悪いと様々な不調に繋がります。
アステラス製薬株式会社とサノフィ株式会社ウェブサイト「快眠推進倶楽部」で睡眠に関する医学的な情報を提供しています。
不眠に関するチェックとしては、世界保健機関(WHO)が中心になって設立した「睡眠と健康に関する世界プロジェクト」によるアテネ不眠尺度[3]が世界共通の不眠症判定法になっています。この「快眠推進倶楽部」ではアテネ不眠尺度でのチェックができますので、最近よく眠れない、睡眠の質が悪い、といった悩みのある方はお試しください。

快眠推進倶楽部 眠りの状態チェックシート

業界団体等によるストレス度チェック

業務の実態に合わせて、質問の仕方を具体的にしたり、わかりやすい表現にする、などの工夫が行われ、より使いやすいストレス度チェックの提供もされています。
一例として、一般財団法人運輸振興協会による「運輸事業従事者のためのこころの健康セルフチェック」を紹介します。運輸事業における輸送の安全確保の観点から、運輸事業に携わる方を対象とした、こころの疲れや不調に気づくためのプログラムとして厚生労働省「職業性ストレス簡易調査票」をベースに作成されています。元々の「職業性ストレス簡易調査票」と比較してみると、「接客や荷主などとの応対は疲れる、嫌だと思う」など、業界ならではの表現になっており、とても理解しやすい印象を受けます。セルフチェックはどんな姿勢で受けるかで結果が変わってしまいます。実際の現場を反映した質問が用意されることで、より自分ごとと捉え、真摯に回答していくことでチェックの正確性が増していくと思います。こうした取り組みも各業界で進んでいくと良いですね。

一般財団法人運輸振興協会 運輸事業従事者のためのこころの健康セルフチェック

今回はストレス状況などを見える化するいくつかのチェックをご紹介しました。自身の状況をモニタリングすることはとても重要です。不調のなり始めに適切な対処をすることで、大きな病気なども防ぐことに繋がります。このサイトではストレスへの対処について紹介する記事もありますので、ぜひそちらもお読みください。

『参考資料・サイト』
[1] リンナイ株式会社「ストレス」に関する意識調査
調査時期 :2018年4月3日~15日
[2] 厚生労働省 労働者本人による自己診断のためのチェックリスト及びご家族により労働者の疲労蓄積度を判定できるチェックリスト
[3] アテネ不眠尺度(AIS)(Soldatos et al.: Journal of Psychosomatic Research 48:555-560, 2000)

記事 メンタルヘルスコンディショナー・白石真樹

白石 真樹

白石 真樹メンタルヘルスコンディショナー®

投稿者プロフィール

白石 真樹 メンタルヘルスコンディショナー®
株式会社Tree of Heart 健康経営総合コンサルティング事業他

<主な保有資格>
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー
診療放射線技師、健康経営アドバイザー、森林セラピスト
日本ボディリズム®マネジメント協会認定上級インストラクター、他

<主な役職等>
ジョブカフェ信州就業支援地域アドバイザー
長野県中小企業支援センター専門家(雇用対策、人材育成・従業員教育)
一般社団法人日本ボディリズム®マネジメント協会顧問・事務局
一般社団法人SST普及協会南関東支部世話人
特定非営利活動法人日本キャリア開発協会長野地区副地区長、他

<活動内容>
医療機関勤務、就労支援、組織開発コンサルティングなどの経験を経て、心身の健康向上の専門家として健康経営の推進・優良法人認定をサポートしています。

・自律神経を整える呼吸法研修
・心の安定のためのマインドフルネス研修
・内省による組織風土改善研修
・社会生活技能訓練(SST)
・教職員のコミュニケーション指導研修
・学生のキャリア教育、就職支援

上記のような研修を企業、労働組合、地方自治体、学校、その他の依頼で多数行なっています。

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コメント

    • ふくちゃん
    • 2019年 4月 01日

    体調が悪い時期が長く続いていて病院に行ってもあまり納得いく答えがなかったので、
    友人に相談したところ、ストレスからくる体調不良なんじゃない?といわれました。
    今自分にストレスがあるかを調べるものはあるのかな、何にストレスを感じてるのかなと思っていたところにこの記事に出会いました。
    ストレスをチェックできるサイトがリンクされてたので調べてみようと思います。ありがとうございます。

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