心理カウンセラーとは

メンタル心理カウンセラー

心理カウンセラーという職業とは?

昨今テレビを中心に雑誌等のメディアやスマートフォンなどのアプリなどでも、人の心理に関する内容に興味を持つ人が増えてきました。心理テストなどがその中でも人気で、「アルファベットの中で何を選びますか?」「このような場合にあなたなら何を行いますか?」といった、人の深層心理に着目した情報が多く取り扱われるようになってきています。
そのような中で、人は○○の場合にどのような感じ方をするのか?相手はどのように感じているのかなど、心理学の観点から心理カウンセラーを目指す人が増えてきています。

心理カウンセラーの職業は、よく占い師と混同されています。「カウンセリング」と「占い」は、よく誤解されがちですが似て非なるものです。一口に占いといっても、その手法は手相や人相から様々ですが、基本的にはその人の傾向を過去の体系に照らし合わせて占断することを指します。当たる場合もあれば当たらない場合もあります。それが占いになります。一方で、心理カウンセラーの行う作業は、占いとは異なり、基本的な「相談(カウンセリング)」を聞くことにあります。相談者の持つメンタルヘルス(心の悩み)を実際にじっくり聞くことで、相談者の不安や怖れの気持ちを軽くし、物事に対して前向きに取り組めるようにすることが一番の役目になります。
ビジネスストレス
現代社会において、特に日本では残念ながらストレスによりメンタルヘルスや心の病を抱える人が増加傾向にあります。職場での人間関係、学校でのいじめ、パワハラやセクハラ等々による問題を抱えたまま、最終的にはうつ病や自殺など精神的に滅入ってしまった人を救うためにも心理カウンセラーの職業は重要となります。
ただ、心理カウンセラーは精神科医ではありません。そのため、薬の処方などの医療行為を行えるわけではありません。それでも心の悩みを抱える相談者に真摯に向き合い寄り添う中で、相手の事をより深く知り、問題の解決に繋げる心理療法を行うことで、相談者から信頼され、カウンセラー自身も達成感と喜びに繋がることでしょう。
また心理カウンセラーを目指す人の多くは、自身も何かしらのメンタルヘルスの悩みを抱え、同じ心理カウンセラーによって乗り越えてきたという方が多くいます。

また、自分と同じような境遇にある相談者に一番近い立場で話を聞くことで、相談者にとっても共感でき、解決に導けられるということから、精神科医とは違った立場から、より気軽に相談者と接することができるという面でも、心理カウンセラーの職業は人気になってきています。

心理カウンセラーになるには?

心理カウンセラーは、先に述べたように精神科医とは異なりますので、大学や専門学校の心理学部へ必ずしも進学しなくてもなることは可能です。これまでに心理カウンセラーになるための国家資格はありませんでしたが、2015年の9月に厚生労働省から提出された公認心理師法が施行されました。心理職に関しても今後国家資格として認知されてくることでしょう。ちなみにこの公認心理師に関する国家試験は2018年までに実施される予定となります。
現状では、心理カウンセラーとして取得できる資格は民間の資格のみとなりますが、それでも心理学については学んでおいた方が良いでしょう。
メンタル心理カウンセラー
心理カウンセラーとして一番重要となるスキルは、人の話をよく聞くことができるということです。相談者が話しやすい環境や雰囲気を作ることも心理カウンセラーにとって大事なこととなります。それでもただ相談者の話を頷いて聞いているだけではなく、相談者の立場になり、物事や事象に対して最善の解決法を導くために、自分の実体験だけでは足りなくなるでしょう。相談者と寄り添いながら行うカウンセリングには、経験以外にも知識や情報、話術含めた技術が必要不可欠です。それらを習得するために心理学を学ぶことは有効になるでしょう。

心理カウンセラーと一口に言ってもその種類は様々です。活躍するフィールドに応じて必要な知識も異なってきます。心理カウンセラーは、資格取得によって活躍の場が広がる傾向にもあります。小中高の学校を対象にいじめや不登校などの悩みを抱える生徒に向けたスクールカウンセラーと呼ばれるカウンセリングもあれば、企業の中では発生したパワハラやセクハラ、仕事のストレスを対象にした産業カウンセラーといったものも心理カウンセラーの職業の中には含まれます。上述の教育、産業以外にも医療現場や高齢者施設など心理カウンセラーは活躍フィールドが広い一方で、その場所ごとの相談者に合わせた対応スキルも問われます。心理カウンセラーになるために、カウンセラー関連の資格取得は絶対条件ではありませんが、自身が求める活躍フィールドを意識しつつ、その場にあった適切なカウンセリングが出来るよう知識やスキルの向上を目指すことが重要です。

心理カウンセラーになることのメリット

メリット
心理カウンセラーを目指すうえで一番重要なことは、相談者のメンタルヘルスの悩みをともに分かち合い、一緒に解決に繋げようと思えるか、ということにつきます。「人の話を聞くのが好き」「同じような苦しみを抱えていた自分からすると少しでも手助けになりたい」「暗闇から抜け出す光のほんの少しでも支えになりたい」といった思いを持つ方であれば十分心理カウンセラーとしての資質はあるでしょう。

実際に相談者からの悩みを真摯に対応していると、「不登校していた相談者が学校に行くようになった」「仕事のストレスでうつ病に悩まされていたけど、また会社で頑張ろうと思うようになった」といったように実例として相談者のメンタルヘルスの悩みが解決され、明るい毎日を送れるようになるケースが多くあります。人ひとりの人生を困難や不安から救い出すということは、心理カウンセラーにとって冥利に尽きることでもあり、それ故にやりがいも非常に感じることでしょう。話を聞いたり、相談に乗ったりすることが好きという方にとってはこの上ない職業かもしれませんし、心理カウンセラーの職業は、相談者と一緒に達成感や幸福を共有することが出来るでしょう。

最後に - 心理カウンセラーにとって重要なこと

心理カウンセラーにとって、相談者のメンタルヘルスの悩みに対し真摯に耳を傾け、同じ土俵で相談に乗ることが重要という話は先述させて頂きましたが、心理カウンセラーはあくまで相談者の悩みや不安を受け止めることに徹するということも重要となります。
カウンセリング
カウンセリングとなると、「この問題はここに原因があります。これを解決しなければなりません。そのためにはこうする必要があります」といった心理カウンセラー側の指示を行ってしまうことがよくあります。ただ、心理カウンセラーの根本の考え方は、あくまで相談者の悩みや不安に対してポジティブな考えに繋げることです。相談者のメンタルヘルスの悩みを解決するのは相談者自身であることを忘れてはなりません。ただ相談者の悩みを聞いていればいいと言う訳でもなく、何でもかんでもアドバイスをすればいいと言う訳でもありません。相談者と適切な距離感を保ちつつも共感し、何度も何度も対話を繰り返す中で信頼関係を築き上げていくことが重要となるのです。そのためには自問自答することもあれば、相談者からの新たな事象に戸惑うこともあるでしょう。それでも様々な悩みを持つ相談者との実践の中で、心理カウンセラーとしての知識やスキルが磨かれ、より良いカウンセリングに繋がっていくことでしょう。

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