パチンコ依存症という言葉を1度は耳にした事がある人もいるのではないでしょうか。厳密に言えば、パチンコ依存症という症状はなくギャンブル依存症の中の1つの症状とされています。しかし、ギャンブル依存症の中でもパチンコに依存してしまう人は多いと言われています。そのためパチンコ依存症という言葉はよく使われる傾向があるようです。今回は、パチンコ依存症はどのような症状なのか、そして解決するにはどうしたら良いのかを皆様に知っていただくために紹介していきたいと思います。

パチンコはギャンブル依存症になりやすい

パチンコ依存症は、パチンコに対しての欲望や衝動を抑える事が出来ずに、パチンコをすることで、社会的や日常生活へと問題を生じてしまうことを指します。パチンコ依存症を起こしやすいのにはいくつか原因が考えられますが、その一つとしてパチンコが手を出しやすい賭け事である理由があげられるでしょう。日本にてギャンブル性のある遊びとしては、競馬や競艇、そしてパチンコなどがあげられます。中でもパチンコは駅前や繁華街の中など全国各地にあり、誰もが足を踏み入れやすい環境となっています。また地域にもよりますが、パチンコは365日を通して営業しており、地域による差はありますが午前9時や午前10時から、午後の11時近くまでお店が開いています。そのためパチンコは、ちょっとした時間つぶしや気分転換などで利用する人も少なくないです。

パチンコが依存症を引き起こしやすいのには、やはりギャンブル性を孕んでいるというのが大きな原因の一つでしょう。少額のお金が、まとまったお金に替わる快感を一度でも味わうと、次も同じ事が起こるかもしれないと、徐々に深みへとはまっていきます。パチンコに限らず、ギャンブル依存症を起こす原因には、この金銭的にお得感を味わえる店が、遊戯を助長してしまう大きなポイントとなってしまうのでしょう。

またパチンコに依存してしまうのは、単にギャンブル性がある遊戯だからという事に限りません。競馬や競艇、競輪などとは違い、コンテンツとしての面白みがあるのも大きな要素です。アニメや漫画、ミュージシャンやドラマなどをパチンコ台の演出へ取り入れる事で、変化をパチンコに持たせることによって遊戯を助長する要因となっていると考えられます。また1ヶ月など短期間で次々と新台が導入されていく事で、遊んでみたいという気持ちが芽生えることにもつながると考えられています。
手軽さ、万人受けするコンテンツ、そしてギャンブル性が、パチンコ依存症を引き起こす原因と言えます。

パチンコ依存症の症状

パチンコ依存症になってしまうと、どれだけ負けていたとしても、「遊びたい」「パチンコで勝ちたい」という気持ちが頭から離れず、気付けばパチンコ店に足を向けている人が多いとされています。また、そこには金銭的な勝利を掴みたいという気持ちがなく、暇だからパチンコ店に行くという人もいるでしょう。パチンコ依存症である人の特徴として、パチンコやスロット以外で楽しみを見出せない事があります。仕事が終わったり休日になったりすると、まずパチンコに行く事を考えられます。娯楽や趣味と言ったり考えたりする人もいるでしょうが、やはり根底にはパチンコに依存しているという部分が大きいと考えられています。

そして、はじめは自分の持っているお金ないでパチンコを楽しんでいた人たちもパチンコ依存症となることで、友人や家族、あるいは消費者金融から借金をしてまでパチンコをするようになります。勝てるかもしれないという気持ちのほか、お金がなくてパチンコが出来ないという状況に対して、我慢が利かなくなるのです。このようにして、自分の気持ちを抑えることができず、パチンコで借金が膨れ上がり返済に困るという人は後を絶たないようです。

パチンコ依存症は、先ほど紹介したように他の人に借金をしてまでパチンコをしにいくので、パチンコ店に行くためには状況を厭わないようになります。例えば風邪をひいているなど体調を崩している時も、パチンコ店に足が向いてしまいます。また重度のパチンコ依存症の場合は、嘘をついてまでパチンコ屋に行く人もいます。家族や友人に嘘をついてパチンコ店に行くようになると、いずれは周囲からの信頼を失っていきます。しかし、周りの信頼を裏切るよりも、パチンコをしたいという気持ちが上回ってしまい、嘘をつく事も辞さないようになるのです。

パチンコの恐ろし頭の中はパチンコの事ばかりになってしまい、気づいたらネットで新台の事を調べたり、休日が待ち遠しくなったりしてそわそわし始めます。とにかくパチンコをしなければ気持ちが晴れない、落ち着かなくなってしまうのが、パチンコ依存症の代表的な症状ともいえるでしょう。

パチンコ依存症の治療

パチンコ依存症のように、ギャンブル依存症に対する治療をしている病院は少なからずあります。ギャンブル依存症を対象とする専門外来を設ける医院があるため、専門的な治療を受けられます。パチンコ依存症に対する薬は存在しないため、基本的には専門の外来病院に相談したり、自助グループの力を借りたりするのが一般的です。パチンコを辞めるために自助グループによるミーティングが、賭け事を辞めるのに向いていると言われます。これは、パチンコ依存症の方々、同じ境遇の人たちが集まり、会話をするものです。いずれも、パチンコの依存性に悩める人たち、やめたいという明確な目標を持っている方々なので、ご自身の意識改革やパチンコを辞める事に近づけます。あるいは、認定特定非営利活動法人の、パチンコ依存症問題に関する相談機関がありますので、自身がパチンコ依存症かもしれないと思った時、連絡してみると解決の糸口が見つかるかもしれません。

 

パチンコ依存症とうまく付き合う

パチンコ依存症の人は、パチンコを辞めたいけどやめられない、ついついやってしまう、と考える人は多いと思います。他人や家族に辞めた方が良いと言われてもやめられないのは、自身がのめり込んでしまっているからです。お金だけではなく貴重な時間を無駄にしていたり、周囲の信頼を失っていたりするという部分を分かっていたとしても辞められないものです。パチンコはその時々で勝つ事があるかもしれませんが、全体を通すと負けてしまうゲームです。このように理解していても、辞めたくても辞められない人が多いでしょう。

パチンコを無理に辞めようとしてしまうから、逆にパチンコができないことがストレスになってしまったり、パチンコをしない期間が長くなるにつれてパチンコをしたい衝動を抑えきれずにパチンコに手を出してしまったりするようです。また、辞めよう辞めようと考えすぎるのは、逆にパチンコの事を考えてしまう事にもつながるとも言われています。そのためすぐ病院などに相談して、一切パチンコに手をつけない環境にしていくことも大事ですが、周りの人に相談をしてパチンコと自分の付き合い方をコントロールしていく環境下に持っていくこともパチンコ依存症とうまくつきあっていく方法としてあるのではないのでしょうか。

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