成長 発達

心理学は非常に沢山の分野がありますが、その中でも発達心理学という言葉を耳にした事はありますか?発達心理学とは、人が年齢を重ねる中で現れてくる変化を研究する心理学です。人間の一生での心と身体の成長、その発達の過程を心理学の理論をもとに研究する心理学の中の1つの分野です。動物から人間への進化や、生まれてから成熟していくまでの変化を研究し、その発達の段階における意味を明らかにします。この発達心理学を学ぶことで得ることが出来ることとは一体何なのでしょうか?また、発達心理学を学ぶことが役に立つ仕事にはどのようなものがあるのかをお話していきます。

発達心理学とはどのような分野か

発達心理学とは、人間の一生における心と体の成長やその発達の過程を心理学の理論をベースとして研究する分野のひとつです。発達心理学という言葉を聞くと、子供の発達について学ぶものと考える人もいらっしゃるかもしれませんが、実際は幼児が成長して成人となり、そして老年齢になり死を迎えるまでの全ての時期においての成長や発達について研究します。そのため、子供と関わる仕事で働く人や、小さな子どもを持つ母親以外の方にも広く役立つ学問であると言えます。

学ぶ内容は、嬉しい、悲しいなどの感情である情緒、周りの人との関係性や関係の形成の仕方である社会性、身の回りの環境に自分がどのように関わるのか、また自分の考えへの理解、記憶などの認知、そして身体能力などの様々な要素が発達して変化していくことでどのような変化が起きていくかが挙げられます。

人間は、生まれてから赤ん坊の時期を過ごし、子供になり、青年になり、成人になります。そして、中年になり、老人になり、最後には死を迎えて、この世での人生を終えるのです。これらの段階の間、ずっと心身ともに発達していくのですが、この全ての時期での発達過程における心理を研究したものが、発達心理学です。

初めは、子供が大人になるまでの発達過程についてのみ研究されていたのですが、人は生涯を通して変化し、成長を続けることが分かってきたので、その後は生まれてから死を迎えるまでの発達過程全てを研究する心理学となりました。発達心理学は、細かく5つに分けることができます。そのため、人間は生まれてから老人になるまで、ずっと発達し続けることがよくわかります。そして、人間はそれぞれの時期に置かれている環境によって、発達過程や悩みも大きく変わっていきます。

自我が形成するころには、親に反発したり友人と喧嘩をしたりし、思春期になると人間関係や恋愛、進路などで悩み、成人して社会人になると仕事での悩みや責任発達心理学とは、このような様々な年代の全ての発達や発育について、研究していくので心理学の中でも非常にボリュームの多い分野なのです。

発達心理学を学ぶことで得られること

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発達心理学とは、人間の成長や発達の過程を心理学の理論をもって研究する分野ですが、人がなぜそのような行動をとるのか、なぜそのような発言をするのか、ですとか今自分にある問題をどのようにすれば乗り越えられるのかということに対しての答えを導き出すことにも役立ちます。

性格や遺伝などのその人が元々持っている内面的な要因と、環境などの外面的な要因から考えることを通して、人の心の成長や発達について理解を深めることができます。それでは、発達心理学を学ぶことにより、どういったことができるようになるのでしょうか?発達心理学とは、人間の様々な行動はどのように起こるのかを研究する心理学ですので、発達心理学を学ぶことによって、人々が抱える心の問題を客観的に見ることができるようになります。

人間の心はどんどん変化をしていくものです。発達心理学を理解すれば、その人に対して客観的に見ることができるようになるため、あなた自身の心の問題や、身近な人の心の問題に対して、冷静に対処できるようにもなり、よりよい関係を築くことが出来るようになります。発達心理学を学習していれば、それぞれの時期で内面的な問題を抱える家族についても、どうしてそのような感情になるのか、どうしてそのような行動をとるのかなどが客観的に理解できますので支えとなることもできます。

もし、結婚して子育てをする時があればその時育児で悩むことも少なくなります。子供がどうしてそのような行動をとるのか、分かれば発達の過程で起きることだと納得することができ、。戸惑いを減らすことも出来るでしょう。さらに、発達心理学を学ぶことによって自分自身を理解するためことにも、非常に役に立ちます。自分自身の発達段階などを知ることで、自分の精神的な問題や悩みの原因、自分自身がどのように生きて行くべきかということを理解することにも繋がるので、何か悩みを抱えている人にはぜひ学んでいただきたい学問です。

発達心理学の知識を生かせる資格・仕事とは

学校 教室 教育
身近に居る家族や、友人などとよい関係ができるようになるなど、非常に身近なことに活用できる内容を学ぶ発達心理学ですが、実際に発達心理学で学んだことを活用することができる資格や仕事にはどのようなものがあるのでしょうか?

有名なものとしてあげられるのが、臨床発達心理士です。臨床発達心理士とは、一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構が認定する民間資格で、発達心理学をベースにして発達的な観点を持って業務を行います。臨床発達心理士の具体的な仕事内容としては、発達に関係する問題を心理テストや面接、行動の観察などを行うことで分析、判断し、具体的に支援していきます。子供だけではなく、大人まで年齢は問わずに生涯を通して支援していきます。支援する内容としては育児に関しての不安や悩み、虐待、いじめ、不登校、引きこもりなどの現代的な問題、自閉症や知的障害、学習障害や注意欠陥他動性障害などの発達障害、社会適応や老年期の様々な問題などがあげられます。

また支援する人のそれぞれの生活環境に合わせて、様々な仕事場があります。乳幼児期であれば保健所や保育所、幼稚園や児童相談所など、小学校から高校生の場合には特殊学校や養護学校、学童保育など、成人から老年期であれば障害者施設や作業所、老人ホームなどで働くことができます。臨床発達心理士は、あらゆる年齢の発達に関わる幅広い専門家に開かれた資格です。

人間が生まれ、成長し加齢していく流れの全てにおける発達に寄り添い、その場面場面で必要とされる援助を提供します。主な活躍の場としてよくあげられるのがスクールカウンセラーであり、まさしく発達の過程上で様々な問題にぶつかることが多い、思春期の子供たちを救い、導く役割りをしています。その他にも、今後時代のニーズに合わせた様々な場所での活躍が期待される仕事ですので、学ぶ価値のある資格です。

容易に取得することができる資格では決してありませんが、注目を集めている資格ですので、学ぶことが出来るスクールや講座も開催されています。興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

人間が生まれてから死ぬまでの成長や発達の過程を、心理学の観点から研究する発達心理学は数ある心理学の中でもより私達にとって身近な内容を研究対象としています。発達心理学で学ぶことができる内容は、仕事に活用することができるだけでなく、家族や友人そして自分自身が何らかの問題を抱えたり、行き詰ってしまったりしたときに上手く対処することができるようになるために活用することも出来る知識です。仕事のために学びたいという方はもちろん、周囲の人や自分自身の人生をよりスムーズに充実させたい人にとっても学ぶ価値のある学問が発達心理学です。

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