アロマテラピーとは

日常から切り離された空間でリラクゼーションタイムを演出できる方法として、若い女性からシニア層にまで幅広く支持されているのがアロマテラピーです。アロマテラピーは雑誌やテレビ番組などのメディアでも度々取り上げられていますが、その正式なやり方や具体的な効果は意外と知られていないようです。アロマテラピーに必須のエッセンシャルオイルの種類や使い方、アロマテラピーを行ううえで最低限おさえておくべき知識などをまとめています。アロマを扱う専門職のバリエーションについても載せてありますので、セラピストを志す人は御参考にご覧ください。

アロマテラピーは本当にリラックスできるの

アロマテラピーとは、植物由来のエッセンシャルオイルをつかい体と心をリラックスさせるための方法を指します。香りは脳にダイレクトに伝わるものとされており、あれこれ頭の中で考えるよりも先に脳へ働きかけてくれるので様々な効果が得られやすいとも言われているようです。またアロマセラピーで使うエッセンシャルオイルの中には抗菌効果の高いオイルもあり、虫よけとして使えるものから風邪気味のときにそのオイルを嗅ぐと鼻づまりを軽減させてくれたりする効果のあるものまであります。他にもスクワランオイルやクリームなどに混ぜ全身の肌に塗り込むことで血行促進効果など、美容の面からみても様々な活用方法があります。

アロマテラピーで使用されるエッセンシャルオイルは精油ともよばれ、1本の草花からほんのごく少量しか抽出できない成分となっており極めて貴重です。また精油は肌質や年齢、疲れのパターンに合わせて香りの種類を選ぶことがいいともいわれています。

アロマテラピーには美容効果のほかに、血行促進や免疫賦活などの健康効果が期待できるとされており、質の良いセラピーを受けたあとは日頃溜まった疲れやストレスが一気に取りのぞかれ、体の芯から解毒されたような感覚が味わえるといわれています。セラピーの効果はそれだけではありません。美容効果や健康作用はもちろんのこと、アロマテラピーという非日常的な空間で時間を忘れてゆっくり過ごすことで心理的なリラクゼーション効果が高まります。

自分の好きな香りのオイルを組み合わせることで心身ともにさらにリラックスすることができ、結果として健康的になる効果も期待されています。アロマテラピーの効果は短期間でも実感できますが、長期間行うことによって効果が定着しリラックスした状態がいつまでも続くと言われています。

そんな効果があるアロマテラピーですが、注意点もあります。1つ目は、精油の使用量についてです。日本人は、肌や嗅覚が敏感と言われています。そのため外国製に書かれているレシピでは強すぎる場合があります。2つ目は、妊娠している人や可能性のある人です。アロマテラピーで使う精油のなかには妊娠期間中使ってはいけない精油があります。

また、最近では自宅でオリジナルのアロマテラピーセットをつくる人も増えていますが、誤ったやり方のまま続けるとかえって肌に悪影響を与えかねないため、はじめのうちは専門のセラピストのアドバイスを受けながら自分なりのスタイルを確立していくと良いでしょう。

アロマテラピーを始めるには何を勉強すればいい?

本とお花

アロマテラピーはエッセンシャルオイルを素肌に直接塗り込む施術のため、本格的に始めるにあたってはさまざまな専門知識とスキルを身につける必要があります。アロマテラピー検定などで必ず問われるのが精油についての知識です。精油には国内でおもに使われているものだけでも何百というバリエーションがあり、組み合わせを少し変えただけでも香りの印象やリラクゼーション効果が大きく変わってきます。

プロのセラピストになるためには、ユーザーのリクエストに的確に応えつつ、狙った通りの効果が得られるオイルの組み合わせを瞬時に提案できる力量が求められます。香りを上手に組み合わせることもプロの条件です。また、一流のセラピストは顧客の疲労度やストレスレベルを短時間で見抜き、最適な香りの組み合わせを提案できるスキルをもっています。アロマテラピーで使われる代表的な香りには、ラベンダー、ペパーミント、ローズヒップなどがあります。それぞれに特徴があり、同じ人であっても心身の状態によってエッセンシャルオイルの種類を変える必要があります。

また、プロのアロマセラピストとしてアロマテラピーを行うにあたって皮膚に関する知識も必須です。これは、刺激に敏感な肌に強いオイルを塗り込んでしまうと施術後にかぶれや湿疹、ただれなどの皮膚トラブルが生じる可能性があるためです。さらに、アロマテラピーでは全身のマッサージを行う場合もあるようなので、皮膚だけではなく全身の骨格や筋肉の構造を知っていくことも必要かもしれません。

アロマテラピーを仕事にするにはどんな資格が必要?

お花畑

アロマテラピー関連の専門職として一般的によく知られているのは、アロマセラピストではないでしょうか。アロマセラピストは1級と2級があり、知識を適用できる範囲に違いがあります。2級を取得すると自宅でアロマテラピーを行うことが可能になり、より効果的な香りの組み合わせやエッセンシャルオイルの特性など、アロマを最大限に楽しむための知識が身につきます。1級になるとプロのアロマセラピストとしてお店で施術を行うことができるようになり、一定の実務経験を積めば個人でもセラピストとして開業することが可能です。

より上級の資格としてはアロマコーディネーターやアロマテラピーアドバイザー、アロマテラピーインストラクターがあり、上級資格になるにしたがって高度な専門知識がもとめられるようになり、その分ユーザーに提供できる情報も多くなります。部分別に特化したケアを行う資格としてはアロマハンドリラックスやアロマフェイシャルリラックスなどが認定されており、アロマインストラクターなどの資格と一緒に取得するケースが増えているようです。

最近ではベビー専用のアロマテラピーも注目されており、チャイルドケアコーディネーターという資格を取得することによって、大人だけでなく赤ちゃんの肌の健康について有益な情報を提供できるようになります。また、チャイルドケアコーディネーターは育児カウンセラーのような側面もあり、スキンケアだけでなく幼児心理などについても深い知識がもとめられる専門職と言えます。

幼児とは反対にある介護アロマコーディネーターは長引く高齢化の流れのなかで需要が高まってきた職種のひとつであり、おもに高齢者を対象にしたアロマテラピーを提供するのが仕事です。近年は介護施設でも各種セラピーがレクリエーションとして取り入れられるようになっており、介護アロマコーディネーターの資格を取得することによって実際の介護現場に出向いてプロのセラピストとして施術を行えるようになります。

アロマテラピーは知識とスキルさえあれば自宅でも簡単にできる身近なリラクゼーション方法の1つです。エッセンシャルオイルの香りと成分によって凝り固まった筋肉をほぐし、溜まったストレスを解消します。エッセンシャルオイルの組み合わせのパターンは何百種類におよぶと言われており、プロのセラピストとして働くのであればそのすべてについて正確な知識を身につける必要があります。日本国内で認められている資格としてはアロマコーディネーターやアロマインストラクターのほか、介護アロマコーディネーターやチャイルドケアコーディネーターなど、年代別に特化した専門職が用意されているため、自分の適性に合わせた職域を選ぶことができます。

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